指輪が緩く感じたり,きつく感じたりしたら、早めにサイズ直しされることをお勧めします。緩いまま使われていると、指から外れてしまって紛失するリスクがあるほか、指輪が変形しやすくもなります。重たい荷物を持ったとき、自転車のブレーキを強く握ったとき、丸い円を描いていた指輪が楕円形になってしまうことも。そうなると着用感が悪くなりますし、もし石がセットされているリングなら、変形してしまうことで石が外れてしまうこともあります。逆にきつく感じられるようでしたら,今ちょうど良いサイズへ直すことをお勧めします。もしきつくて外れない場合、石鹸やハンドクリーム等で滑りやすくして試して下さい。それでも外れない場合はジュエリー専門店に相談してみましょう。専用のリングカッターを使ってリングの一部をカットし、外すことが出来ます。もし緊急の場合は消防署でも同様のサービスを行ってくれるようです。しかし、ジュエリーショップと違い専用の工具で行うわけではありませんので、指輪にダメージが残ることも。後々のメンテナンスを考えますと、やはり専門店へ相談された方が良さそうです。

指のサイズを採寸する際は、指輪のデザインを見ながらサイズリングを変えて採寸します。幅の太いデザインなら幅の太いサイズリングを、細いリングなら細いサイズリングを使用する事で、着用感が同じになるように努めています。また、0.5番単位のサイズリングもご用意していますので、細かいフィット感をお試し頂けます。
サイズを測る際は、時間帯や季節なども考慮してアドバイスしています。夏と冬では1号位変化される方もいらっしゃいます。

金やプラチナで出来た指輪なら、大体のリングをサイズ直しする事が出来ます。しかし、細かいダイヤなどがリングの半分、もしくは全周セットされたようなデザインの場合、加工が難しくなります。繊細な爪でセットされた石が、リングのカーブラインが変わることで外れやすくなるためです。石と爪の間に隙間が出来てしまうと石外れの原因にもなります。その場合は爪を修正しながらサイズ調整を行います。

今回はサイズ直しについてお話しさせて頂きました。
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