プラチナとホワイトゴールドの違いについて
ジュエリー素材として使用される「プラチナ」と「ホワイトゴールド」
同じ白い金属でも、どのような違いがあるのかをお話ししたいと思います。
プラチナの特徴
プラチナの輝きは、ホワイトゴールドよりも落ち着いた輝きと言われています。また金よりも比重が高く、ずっしりと重たさを感じる事が出来ます。変色の心配も無いため、結婚指輪や婚約指輪にも良く使われます。
プラチナの白色は、大地から産出された時から天然の白色。だから白い輝きを永遠に保ち続けることができます。
プラチナは粘性といって、地金に粘り気があります。ジュエリーのデザインの中で、細く繊細な爪で宝石をセットする物がありますが、プラチナの爪でセットされていると、長くご愛用になられても爪が折れにくいのが特徴です。地金が硬すぎると折れてしまいますが、粘性があると折れずに潰れていきます。そのおかげで宝石の落下防止にもつながっています。
リングには主にプラチナ900(90%がプラチナで、残りの10%がパラジウムなどの金属が混ぜられています)、ネックレスにはプラチナ850(85%がプラチナで、残りの15%がパラジウムなどの金属が混ぜられています)が使われ、ある程度の硬さが求められるチェーンのほとんどがプラチナ850です。
ホワイトゴールドの特徴
ホワイトゴールドは欧米のジュエリーによく使用されています。18金ホワイトゴールドの場合、75%が金で,残りの25%がパラジウムなどの白い金属が混ぜられています。しかし、それだけでは純白にならないため、表面に白いコーティングが施されています。ホワイトコーティングは純白のように白く、その白さが人気の源でもあります。
ホワイトゴールドはプラチナと比べると比重が低く、プラチナと同じデザインの物でしたらホワイトゴールドの方が軽く作れます。地金相場にもよりますが、比重が軽い分だけコストパフォーマンスに優れているとも言えます。存在感のあるデザインジュエリーの場合、プラチナで仕立てるとかなり重たくなってしまう可能性がございますが、ホワイトゴールドでしたら軽やかに身に付けやすく仕立て上がります。
しかし、白いコーティングは摩耗によって取れてきてしまいます。そうなると変色する恐れもありますが、もう一度コーティングを施すことで新品同様に復元することが出来ます。ホワイトゴールドの変色については気になられると思いますが、20年~30年前に作られたホワイトゴールドジュエリーと比べて、今のホワイトゴールドは経験上変色も少ないと感じています。
プラチナとホワイトゴールド、どちらを選ぶ?
選ぶジュエリーを、プラチナかホワイトゴールドでお悩みの場合、ジュエリーアドバイザイーにお気軽にご相談下さい。ジュエリーのご用途、予算、場合によってはアレルギーの有無などを伺いながらお答えします。金額の違いはそのときの地金相場に左右されるので、ここでは具体的なことを申し上げられません。しかし、もしホワイトゴールドジュエリーをサイズ直ししたり、チェーンが切れてしまった場合には、プラチナ製品よりも修理コストがかかります。
プラチナについてさらに詳しく紹介されているサイトをご案内いたします。
「プラチナギルドインターナショナル」
今回はプラチナとホワイトゴールドの違いについてお話しさせて頂きました。
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