ネックレスの長さについて
ネックレスやペンダントは、体形やファッションに左右されやすいアイテムです。
特にネックレスの長さは、体形によって似合う、似合わないがあるとお感じになる方も多いと思います。
もともとは、社交界での装いルールから、シーンによってネックレスの長さが決められていました。
例えば、首回りにぴったりとする約35㎝~40㎝の「チョーカー」や、約40~45㎝の「プリンセス」。
これは、日常のシーンで身に着けるネックレスです。
「マチネ」と呼ばれる約50㎝~60㎝は文字通り、午前中やお昼間の日の高い時間帯の外出の装いに。
それと対比して70㎝~80㎝のロングネックレスは「オペラ」と呼ばれ夜の装いに使われます。
それよりもっと長い100㎝以上の「ロープ」は、二重にしたり、長いまま一本で着けたり、様々なシーンで使われています。
ルールにとらわれない現代では、時間帯よりも、お洋服のデザインやシルエット、
さらに襟ぐりの開き具合に合わせて皆さん上手にコーディネートされています。
パールネックレスの長さを糸替えのタイミングで変える方もいらっしゃいます。
加齢とともに首元のラインはなだらかになっていきます。
お若い頃には、首元ピッタリのチョーカーにしていたけれど、今ではこの長さだと苦しそうに
見えてしまうので少し長くしたいとご希望される方もいらっしゃいます。
チョーカーの次に長い長さは、40~45㎝の「プリンセス」が一般的ですが、
パールのネックレスのアイテムとしての性格上、喪服の襟ぐりに合わせたいとのご相談が多くあります。
喪服の襟ぐりはちょうど「プリンセス」と同じ位のものが多いようです。
ネックレスの長さを同じ40~45㎝にすると、せっかくのパールネックレスが襟の中にもぐってしまいます。
そこで、襟ぐりからちょうど指3本分ほどの位置にネックレスのトップがくるように長さを測ります。
すると大体50㎝ほどの長さになるのですが実際それで合わせるとなんだか随分と
お年を召されたご婦人のようになるので、逆に首が苦しく見えない程度のチョーカーに逆戻りされる方もいらっしゃいます。
現代は、これでなければいけない、という厳格なルールはありませんので、
その方のお体格や着るお洋服でネックレスの長さを決める時代なのかもしれません。
ちなみに、加齢により体重の増えた私は個人的に今、90㎝の長いネックレスが気に入っています。
長いネックレスが縦のラインを形成し、目線を上から下に誘導することによって縦長の視覚効果を発揮してくれます。
若い頃には着けこなせなかったネックレスも加齢とともに似合ってくる、ジュエリーにはそんな一面もありますよね。
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