ジュエリーリフォームの基本情報
ジュエリーリフォームの種類について
ジュエリーリフォームには大きく分けて3通りの工法があります。
- フルオーダー
- セミオーダー
- プチリフォーム
お持ちのアイテムを、どのようにジュエリーリフォームされたいかで工法を選んでいきます。
ジュエリーリフォームにかけるご予算やご希望のデザイン性などをお伺いしながら
最適な方法をご提案するように心がけています。
- フルオーダー
お持ちのジュエリーにセットされている宝石を使用して、オリジナルデザインで一から作成していきます。
ご希望のデザインがある場合は、写真等を拝見しながら作成していきます。
どのようなデザインにされたいかお決まりでない場合は、店頭に並んでいるジュエリーを参考にイメージして頂けます。
また、ご希望を伺いながらラフスケッチを作成したり、より具体的な製図が必要な作りの場合はCAD図を作成して、
完成イメージを共有していきます。
- セミオーダー
既成枠と呼ばれる、すでに半分以上完成している枠にお客様の宝石をセットする工法です。
ジュエリーリフォームニーズの高まりを受けて、既成枠の種類も豊富になってきました。
数ある既成枠の中からお好みのデザインを選んでジュエリーリフォームして頂けます。
既成枠は、枠メーカーが出しているカタログやホームページ上の写真をご覧いただきながらお選びいただけます。
実際に手に取ってご覧になりたい場合は、枠メーカーからサンプルを取り寄せてご覧頂く事も可能です。
(枠メーカーにサンプルがない場合もございます)
既成枠を使用したジュエリーリフォームのメリットは、原型がある分コストを抑えることが出来ます。
また、出来上がりのイメージが明確に分かるので、完成後のイメージ違いが起こりにくいです。
既成枠は宝石の大きさによってサイズ展開があります。
ラウンドカットダイヤモンドでしたら0.3ct、0.5ct、0.7ct、1.0ct・・・というように、
宝石の大きさ別に既成枠の用意があります。
カラーストーンの場合はオーバルカットやスクエアカット、マーキスカットなど、
カットの種類も様々で大きさもそれぞれ異なる為、既成枠にそのまま収まる事が難しいケースがあります。
そのような場合は既成枠の石座を調整する事で宝石を留めることが出来ます。
調整費用が別途かかりますが、ジュエリーリフォームの見積もりは無料ですのでお気軽にお申し付けください。
- プチリフォーム
指輪のリング部分をカットして、ペンダントへ加工したり、ペンダントトップにリングアームを取り付けて指輪にしたり。
お客様のジュエリーの作りを活かしつつ、イメージを変える事が可能です。
宝石が留められている「石座」を残す事で、その分の加工費用を抑えることが出来ます。
残った地金や使わないジュエリーも、ジュエリーリフォームに使えるの?
元々の枠を溶かして作る事も可能です。その場合は鍛造(たんぞう)と呼ばれる工法になり、
既成枠を使ったジュエリーリフォームやCADを使用したジュエリーリフォームには使用できません。
- お下取り
ジュエリーリフォームした後に残る枠にも、地金としての価値があります。
その日のマーケット価格をベースに査定をして、ジュエリーリフォーム費用から差し引かせて頂きます。
金やプラチナのマーケット価格はインターネットでご覧いただけます。当店が参考にしているマーケット価格はこちら
https://www.net-japan.co.jp/precious_metal_partner/
ネットジャパン(業者向け価格表)
地金の種類・地金の重さを判断して、マーケット価格に掛け算をすれば、下取り価格が分かります。
もし、メレダイヤ等がセットされている場合は、別途査定をさせていただいております。
当店ではジュエリーリフォームで利益を頂戴しておりますので、
残った枠の下取り査定はマーケット価格のまま計算をしています。
お客様にとってはご損のない計算方法だと思っております。
ジュエリーリフォームで残った枠だけでなく、普段身に付けなくなったジュエリーや、
切れてしまったチェーンなど、金またはプラチナでしたらお下取りさせていただけますので、
お気軽にご相談ください
当店のジュエリー下取りについてはこちらもご参考ください。
https://www.jewelry-hattori.com/column/2021/06/post-14.html
- 溶かして鍛造作成
お持ちの地金を溶かしてジュエリーリフォームする事も可能です。高温で溶かして、
叩いて伸ばしてジュエリーを作成していきます。
細かな仕様のジュエリーリフォームは難しいですが、鍛造で作成したジュエリーは、
地金が引き締まって強度があるとされています。
鍛造作成についてはこちらをご参考ください。
https://www.jewelry-hattori.com/column/2021/06/post-13.html
ジュエリー作成にかかる時間はどのくらい?
- セミオーダーの場合
既成枠を使用したジュエリーリフォームの場合、大体1ヵ月ほどで完成します。
石座の寸法が合わず調整が必要な場合や、枠メーカーが在庫を切らしてしまっている場合は1ヵ月以上かかる場合もございます。
- プチリフォームの場合
お客様のジュエリーを活かしつつ加工を行うプチリフォームの場合、3週間から1ヵ月ほどで完成します。
加工の内容によっては特殊な機械を使用するケースもあり、お品物によって納期が異なります。
- 鍛造(たんぞう)の場合
地金を溶かして作成する鍛造(たんぞう)の場合、最低でも納期1ヵ月はみていただきます。
鍛造で作成できる職人が限られている事と、加工に時間がかかる為、ご理解ください。
- CAD作成の場合
0.1㎜単位で製図を起すことが出来るCAD。CADの図面を作成するためにはジュエリーから石を外す必要があります。
石の直径や厚みを採寸して、図面を作成する為、CAD図が完成するまで2週間ほどかかります。
CAD図をご確認いただき、加工スタートになった場合、そこから1ヵ月~1.5ヵ月で完成します。
CADに関するコラムもご参考ください。
https://www.jewelry-hattori.com/column/2021/07/cad.html
ジュエリー作成には複数の工程があり、それぞれスキルの高いクラフトマンが担当していきます。
その為、完成までに最低でも1ヵ月ほどかかります。お待ちいただく期間が長いですが、その間は完成を楽しみにお待ちください。
ジュエリーリフォームにかかる費用はいくら位?
ジュエリー作成にかかる費用の計算方法は、
地金の重さ・工賃・別途用意するメレダイヤ等
によって費用を計算します。お持ちのジュエリーを活かす「プチリフォーム」の場合は、
地金代も多くかからないのでコストを抑えてジュエリーリフォームして頂けると思います。
ジュエリーリフォームは、量産されるジュエリーと異なり、基本的には「1点手作り」なのでコストがかかります。
しかし、その分ご自身のお好みを注ぎ込むことが出来ます。作りたいジュエリーをご予算の中で出来るよう努めてまいります。
ジュエリーリフォームに関するお見積もりはもちろん無料です。
ジュエリー服部のホームページ内で、過去に行ったジュエリーリフォーム事例を掲載しております。
その中に、その時にかかったリフォーム費用を記載しておりますので、価格の参考にされて下さい。
ジュエリーリフォームの費用について
ジュエリーリフォームは、多くの方にとっては初めての経験だと思います。
ジュエリー服部では経験豊富なスタッフがご要望をお伺いします。
また作成に携わるクラフトマンも、技術が高く信頼できる工房に依頼する事で、
長くご愛用頂けるジュエリーに仕立て上がります。
ジュエリーリフォームをしていただく場合、まずはご相談からになります。
デザインのご希望やご予算の事などをお伺いしながら、最適な方法をご提案できるように心がけております。
どうぞお気軽にご相談ください。