角ダイヤモンドの一文字デザインリングをシンプルにリフォーム
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角ダイヤモンドの一文字デザインリングをシンプルにリフォームしました。
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お母さまから譲り受けられたというリング。角ダイヤが横一列に並んだ一文字デザインと呼ばれるリングです。立爪デザインの婚約指輪と並んで人気のあったデザインですが、ダイヤを留める爪が高く今では普段から身に着けにくいと感じられる方が多いようです。そこで、デザインをシンプルに作り直すことに。使用する素材をイエローゴールドに変えることでやさしい印象になりました。全体的に高さを抑えて、低くフラットに仕立てました。また、大きな爪留めだった留め方を、ダイヤモンドを包むベゼルセッティングと呼ばれる留め方で留めることで、女性の繊細な洋服等に引っかかる心配もなくなりました。ダイヤの脇には誕生石のルビーをワンポイント入れることに。かかった費用は70,000円ですが、残ったリング枠を高額査定でお引き取りさせて頂き、リーズナブルにリフォームしていただけました。
お母さまから譲り受けたジュエリーをリフォームされる方が増えているように感じます。「石が大きくて、今の私には似合わない」「デザインが古くて、普段身に着けられない」など、ご相談の内容は様々です。今身に着けやすいデザインをご提案してリフォームをお勧めすることもありますが、作りが秀逸で壊してしますのがもったいない、10年後・20年後にはそのままで楽しめるジュエリーだと思ったら、リフォームをしない方が良いとお伝えすることも。大切なのは、受け継がれた宝物を活かしてあげることだと思います。お母さまが譲ってくれたジュエリーを身に着けて、家族史として大切にされることが、そのジュエリーの価値をさらに高めてくれると思います。