パールリングをリフォーム

4本の爪でセットされたシンプルなパールリングを譲り受けられたお客様。
爪の大きさやアームの雰囲気が以前の作りと分かる仕立てで、リフォームしてもう一度身に付けたいとご相談頂きました。

4本の太くしっかりとした爪を無くして、パールを芯で接着でセットしました。
パールの両脇にはメレダイヤをあしらい、ミル打ちを施してアンティークな印象に。

今回かかったリフォーム費用は130,000円ですが、残ったリング枠をお引き取りさせて頂きリーズナブルにリフォームして頂きました。

譲り受けたジュエリーをリフォームやリモデルをされる方が増えているように感じます。
「石が大きくて、今の私には似合わない」「デザインが古くて、普段身に着けられない」など、
ご相談の内容は様々です。今身に着けやすいデザインをご提案してリフォームをお勧めすることもありますが、
作りが秀逸で壊してしまうのがもったいない、１０年後・２０年後にはそのままで楽しめるジュエリーだと思ったら、
リフォームをしない方が良いとお伝えすることも。
大切なのは、受け継がれた宝物を活かしてあげることだと思います。
譲り受けられたジュエリーを身に着けて、家族史として大切にされることが、そのジュエリーの価値をさらに高めてくれると思います。