アレキサンドライトリングをリフォーム
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お客様がお持ちのアレキサンドライトリングをリフォームしました。
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お客様がお持ちのアレキサンドライトリングは、石の側面が裸の状態でセットされたデザインでした。
アレキサンドライトの側面にある欠けが気になると言うことで、デザインをリフォームされることに。
石の欠けには、研磨されたときからもともと残っていたものと、ご購入後にぶつけてしまい、欠けてしまう場合とあります。
研磨の段階から残っている欠けに関しては、美しさや耐久性に問題がなければ、その部分はあえて削り取らず、面積を多く残す事が優先される事が多いです。
今回の欠けも石の側面にあり、上から見る分にはあまり気になりませんが、リングデザインが石の側面を見せるデザインのため、見えてしまいます。
リカットして欠けを取ることも可能ですが、どうしても石が小さくなってしまいますので慎重な判断が必要です。
今回はアレキサンドライト全体を覆うようにセッティングし直すリフォームを行いました。
石の側面も地金で覆うことで、気になった欠けを隠し、またぶつかったとしても地金が保護してくれる役割もあって一石二鳥ですね。
通常よりもやや厚めに覆って、アレキサンドライトの存在感を出しました。
他にお持ちのピンクダイヤリングもお預かりして、アレキサンドライトの両脇にセットしました。
レアストーンの共演で、個性あるリングに仕立て上がりました。
今回かかったリフォーム費用は145,000円ですが、残ったリング枠をお引き取りさせて頂きリーズナブルにリフォームして頂きました。
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リカットに関しては、通常12,000円位で承っておりますが、枠から外す費用と留め直す費用が別途かかります。
今回のように、リフォームされるタイミングでリカットされると、留め代がかかりません。
長年お使いの内に、どうしても表面に擦り傷や、欠けが付いてしまうことがあります。
気になられたらお気軽にご相談下さい。
(ダイヤモンドのリカットは承っておりません。)
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