V字デザインのダイヤモンドリングを、フルエタニティリングへジュエリーリフォーム
お客様がお持ちのV字デザインのダイヤモンドリングを、フルエタニティリングへジュエリーリメイクしました。
マーキスカットダイヤとラウンドカットダイヤがセットされた、V字デザインと呼ばれるダイヤモンドリングをお持ちのお客様より
ジュエリーリフォームのご相談をいただきました。
当時主流だった、立爪ダイヤモンドリングと重ねて身に付けられるように作られたリングのため、高さがあり普段身に付けにくいという事で
これらのダイヤモンドを活かして今身に着けやすいアイテムにリフォームされることに。
形の異なる2種類のダイヤモンドを、横一列に交互にセットしてフルエタニティリングへジュエリーリフォームしました。
ダイヤモンドはミルグレインセッティングでセットしました。
ミルグレインセッティングとは、地金に丸いツブツブを仕立ててそれを爪代わりにして石を留めるリフォーム工法です。
ミルグレインセッティングにも作り方が色々ありますが、当店が得意とするミル留めは、専用の工具を使用して一粒一粒手作業で地金を丸く仕立ててリモデルしていきます。石をセットしてから、石と地金のギリギリのところまでを強い力を加えて地金を丸くするには高い技術が必要になります。
ミル留めの良いところは、爪留めと違い繊細な洋服等に引っかかることもなく、また華やかさを演出してくれるところです。
今回かかったジュエリーリフォーム費用は165000円ですが、残ったリング枠をお引取りさせていただき、リーズナブルにジュエリーリフォームして頂きました。
譲り受けたジュエリーをリフォームやリモデルをされる方が増えているように感じます。「石が大きくて、今の私には似合わない」「デザインが古くて、普段身に着けられない」など、ご相談の内容は様々です。今身に着けやすいデザインをご提案してジュエリーリフォームをお勧めすることもありますが、作りが秀逸で壊してしまうのがもったいない、10年後・20年後にはそのままで楽しめるジュエリーだと思ったら、ジュエリーリフォームをしない方が良いとお伝えすることも。大切なのは、受け継がれた宝物を活かしてあげることだと思います。譲り受けられたジュエリーを身に着けて、家族史として大切にされることが、そのジュエリーの価値をさらに高めてくれると思います。