18金リングを溶かして、鍛造で甲丸リングヘジュエリーリフォーム
お客様がお持ちの18金製リングを、溶かして鍛造製法で甲丸リングヘジュエリーリフォームしました。
お客様がお持ちの18金製リング。
譲り受けられた大切なリングとのことです。
かなり大ぶりなデザインで、このままだと身に付ける機会がないということで、地金を活かしてシンプルな甲丸リングヘジュエリーリフォームされる事に。
もとの地金を活かすために、鍛造で作成しました。
鍛造とは、地金を真っ赤になるまで熱し、叩いて伸ばして、また熱して叩いて伸ばして・・・という作業を繰り返しながら作成する工法です。
型に流し込んで作成する鋳造と比べて加工時間がかかりますが、地金が締まり強度のあるジュエリーに仕立て上がります。
お好みのリング幅、厚みを伺いながら作成しました。
今回かかったジュエリーリフォーム費用は45,000円です。
譲り受けたジュエリーをリフォームやリモデルをされる方が増えているように感じます。「石が大きくて、今の私には似合わない」「デザインが古くて、普段身に着けられない」など、ご相談の内容は様々です。今身に着けやすいデザインをご提案してリフォームをお勧めすることもありますが、作りが秀逸で壊してしまうのがもったいない、10年後・20年後にはそのままで楽しめるジュエリーだと思ったら、リフォームをしない方が良いとお伝えすることも。大切なのは、受け継がれた宝物を活かしてあげることだと思います。譲り受けられたジュエリーを身に着けて、家族史として大切にされることが、そのジュエリーの価値をさらに高めてくれると思います。