サファイヤリングのサファイヤをリカット
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サファイヤリングのサファイヤをリカットしました。
お客様より、お持ちのサファイヤリングの石が欠けているようで気になると、ご相談いただきました。
石のエッジに傷のようなものが見受けられましたが、「生地不足」と呼ばれる、研磨の段階でもともとあった欠けと思われます。
「生地不足」とは、原石から宝石をカットする時、重さを多く残そうとするために、宝石のガードル部に原石の段階から欠けている一部をそのまま残すことがあります。
美しさに影響が出ない限り、欠けを残すことは良くあります。
今回のリングは、石の側面が厚く盛り上がっていて、余計に欠けが気になってしまいますので、全体的に研磨しなおして側面を下げる加工を施しました。
リングから石が出っ張っていたのを、一段落としてすっきりとした印象に。石に高さがありすぎるとぶつけてしまうリスクもあるので、バランスの良い適度な高さがお求められます。
リカットは専門的な知識が求められますので、お預かりさせていただきクラフトマンと打ち合わせをしながら進めていきます。お見積もりは無料ですのでどうぞお気軽にご相談ください。
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